「FXの自動売買を始めてみたいけれど、プログラミングの知識がないと難しいのでは…」と感じている方は多いのではないでしょうか。私・為替コヤジも10年以上ほったらかし投資を続けてきた中で、そんな悩みをもつ読者の方からよく相談をいただきます。
セントラル短資FXが提供するPC版取引ツール「クイックチャート・トレードプラス」には、プログラミング不要でオリジナルの自動売買ルールを組み立てられる「かんたんエディタQ」が搭載されています。テクニカル指標を組み合わせて自分だけの売買ロジックを作れる、いわゆる設定型自動売買の一つです。
本記事では、クイックチャート・トレードプラスのFX自動売買機能について、仕組み・始め方・メリット・デメリット・注意点まで丁寧に解説します。最後まで読めば、このツールが自分に向いているかどうかがはっきり判断できるはずです。
- クイックチャート・トレードプラスとはどんな取引ツールか
- 搭載されているFX自動売買機能(設定型)の仕組み
- かんたんエディタQを使った自動売買の設定方法
- クイックチャート・トレードプラスのメリット・デメリット
- セントラル短資FXの基本スペック(スプレッド・通貨ペア数など)
- こんな人に向いている・向いていないの判断基準
セントラル短資FX「クイックチャート・トレードプラス」とは?

クイックチャート・トレードプラスは、老舗FX会社であるセントラル短資FX株式会社(金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第278号)が提供するFXサービス「FXダイレクトプラス」のPC版インストール型取引ツールです。
単なる取引ツールにとどまらず、発注機能・チャート分析機能・アカウント管理機能・自動売買機能をひとつにまとめたオールインワン設計が特徴です。セントラル短資FXは100年以上の歴史を持つ短資系の金融グループを母体とし、日本格付研究所(JCR)から長期発行体格付を継続取得しているなど、業界でも高い信頼性を誇っています。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ツール名 | クイックチャート・トレードプラス |
| 提供会社 | セントラル短資FX株式会社(FXダイレクトプラス) |
| 登録番号 | 関東財務局長(金商)第278号 |
| ツール種別 | PCインストール型(Windows 10・11対応) |
| 自動売買の種類 | 設定型自動売買 |
| 取扱通貨ペア数 | 27通貨ペア |
| 最低取引単位 | 1,000通貨(ハンガリーフォリント/円を除く) |
| 取引手数料 | 無料(受渡手数料:1万通貨につき500円) |
| 米ドル/円スプレッド | 0.2銭(原則固定・例外あり)※日本時間17:00〜翌0:00 |
| 最大レバレッジ | 25倍 |
| ロスカット水準 | 証拠金維持率100% |
| 資産保全方法 | 信託保全 |
| テクニカル指標数(自動売買) | 15種類 |
| 取引条件項目 | 61項目 |
| バックテスト | あり(ヒストリカルデータ:過去14年分・12種類の足種対応) |
| スマホ対応 | あり(iPhone・Android・iPad各専用アプリ) |
| デモ取引 | なし |
| サポート対応 | 電話・メール対応 |
クイックチャート・トレードプラスのFX自動売買とは?

クイックチャート・トレードプラスに搭載されているFX自動売買は、自分でテクニカル指標と売買条件を組み合わせてオリジナルのストラテジ(売買プログラム)を作成し、それをシステムが24時間自動で実行してくれる仕組みです。FX自動売買の種類でいえば、設定型自動売買に該当します。
MT4のようなプログラム型と違い、コードを1行も書かなくてよいのが最大の特徴です。日本語のメニューから条件を選んでいくだけでストラテジを構築できる「かんたんエディタQ」を使えば、プログラミング初心者でも自分だけの売買ルールを形にすることができます。
FX自動売買の種類については、以下の記事もあわせてご覧ください。
かんたんエディタQとは?
かんたんエディタQは、クイックチャート・トレードプラスに搭載されているストラテジ作成支援ツールです。日本語のテキスト文を選択していくだけで、自動売買プログラムを作成できる点が大きな魅力です。
たとえば「米ドル/円の60分足で、5日移動平均線と25日移動平均線がゴールデンクロスし、かつRSIが20%を上抜けたら買いエントリー。+60pipsで利食い、−30pipsで損切り」といったトレードルールを、プログラミング不要で自動化することが可能です。
設定できる条件は、あらかじめ用意された15種類のテクニカル指標、61の取引条件項目から選択する形式です。作成したストラテジはワンクリックでクイックチャート・トレードプラスにインポートでき、すぐに自動売買を稼働させることができます。
バックテストで事前検証ができる
作成したストラテジは、本番稼働前にバックテスト(過去データを使った検証)で性能を確認することができます。クイックチャート・トレードプラスでは過去14年分のヒストリカルデータを使ったバックテストに対応しており、足種も1分足から月足まで12種類に対応しています。
「自動売買にすべてを任せるのは不安」という方も、バックテストで事前に損益シミュレーションを確認してから稼働できるため、より安心して自動売買に取り組めます。
クイックチャート・トレードプラスのFX自動売買:メリット

私・為替コヤジが考えるクイックチャート・トレードプラスのFX自動売買の主なメリットを解説します。
① プログラミング不要で自分だけのストラテジが作れる
クイックチャート・トレードプラス最大のメリットは、コーディングの知識ゼロでオリジナルの自動売買プログラムを作れる点です。MT4のEAを自作しようとするとMQL言語の学習が必要になりますが、かんたんエディタQを使えばその必要がありません。
「自分の相場観やトレードルールを自動化したい」という中級者以上のトレーダーにとって、非常に使い勝手のよいツールといえます。
② 自動売買時も裁量取引と同じ低スプレッドが適用される
FX自動売買を提供している会社の中には、自動売買専用口座では裁量取引より広めのスプレッドが設定されているところもあります。しかしセントラル短資FXでは、自動売買利用時でも裁量取引と全く同じスプレッドが適用されます。
米ドル/円は0.2銭原則固定(日本時間17:00〜翌0:00、例外あり)と業界最狭水準です。自動売買で売買を繰り返すほどスプレッドコストが積み上がることを考えると、これは非常に大きなメリットです。
③ 14年分のヒストリカルデータでバックテストが可能
前述のとおり、作成したストラテジは本番稼働前に14年分の過去データを使って検証できます。期間も足種も自由に指定でき、精度の高い事前シミュレーションが可能です。「勘と経験」ではなく、データに基づいた根拠のある自動売買を組み上げられる点は、設定型自動売買の醍醐味でもあります。
④ 22通貨ペアの階調チャートで相場の強弱を把握できる
クイックチャート・トレードプラスには「階調チャート」という独自機能が搭載されており、22通貨ペアの過熱感・警戒感をビジュアルで確認できます。期間中の最高値を赤、最安値を青で表示し、グラデーションの雲の大きさで短期的な変動の大きさを示す仕組みです。どの通貨が強く、どの通貨が弱いかを一目で把握できるため、ストラテジの通貨ペア選びにも役立ちます。
⑤ 老舗FX会社ならではの信頼性と豊富な情報コンテンツ
セントラル短資FXは100年以上の歴史を持つ短資系グループを母体としており、FX業界でも特に信頼性の高い会社のひとつです。顧客資産は信託保全により保全されており、万が一の際にも安心です。
また、マーケット情報・コラム・みらいチャート(AIによる未来予測チャート)・TradingViewチャート(無料提供)など、トレードに役立つ情報コンテンツも豊富に揃っています。
クイックチャート・トレードプラスのFX自動売買:デメリット・注意点

メリットだけでなく、デメリットや注意点も正直にお伝えします。事前にしっかり理解しておくことが、失敗しない自動売買につながります。
① PCの電源を落とすと自動売買が停止する
クイックチャート・トレードプラスはPCにインストールして使用するツールのため、クイックチャート・トレードプラスが起動している間だけ自動売買が稼働します。パソコンの電源を落としたり、ツールを終了させると自動売買も止まってしまいます。これはセントラル短資FXの公式FAQでも明記されていることです。
本格的に自動売買を運用するならば、VPS(仮想専用サーバー)の利用を強くおすすめします。VPSは月数百円〜数千円で借りられ、24時間365日パソコンを起動し続けた状態を維持できます。
② Windows専用ツールである
クイックチャート・トレードプラスはWindows 10・11にのみ対応しており、Macでは利用できません。Macユーザーの方は、ブラウザベースの「プログレッシブチャート」やスマホアプリを使うことはできますが、自動売買機能についてはクイックチャート・トレードプラスが必要なためご注意ください。
③ FX中級者以上向けで学習コストがある
かんたんエディタQはプログラミング不要とはいえ、設定型自動売買はFX中級者〜上級者向けの自動売買です。テクニカル指標の意味や使い方、売買条件の組み合わせ方についてある程度の知識が必要になります。
「チャートを見たことがない」「テクニカル指標を使ったことがない」という完全初心者の方には、まずリピート型自動売買や選択型自動売買から入ることをおすすめします。
④ 設定型自動売買のため相場が大きく動いた際のリスク管理が必要
設定型自動売買はリピート型自動売買と異なり、相場が一定の値幅を繰り返す前提ではなく、テクニカル指標のシグナルに基づいてエントリー・エグジットする仕組みです。そのため、相場環境がストラテジの想定から外れると損失が拡大する可能性があります。定期的なバックテストの見直しと、適切な損切り設定が不可欠です。
クイックチャート・トレードプラスのFX自動売買の始め方【3ステップ】

クイックチャート・トレードプラスでFX自動売買を始めるまでの流れを3ステップで解説します。
ステップ1:セントラル短資FX(FXダイレクトプラス)で口座開設
まずセントラル短資FXの公式サイトから無料で口座開設を行います。口座開設後、マイページからクイックチャート・トレードプラスをダウンロードしてPCにインストールしてください。インストール後はデスクトップのアイコンをダブルクリックして起動できます。
ステップ2:かんたんエディタQでストラテジを作成する
クイックチャート・トレードプラスを起動したら、かんたんエディタQを開きます。日本語のメニューに従い、以下の項目を設定してストラテジを作成します。
- 通貨ペア・時間軸の選択(例:米ドル/円・60分足)
- エントリー条件の設定(テクニカル指標15種類から選択・61条件項目)
- 決済条件の設定(利確pips・損切りpips・その他条件)
- 売買方向の指定(買いのみ・売りのみ・両方)
- ロット数の設定
設定が完了したら「クイックチャート・トレードプラスにインポート」ボタンをクリックするだけで、作成したストラテジがツールに取り込まれます。
ステップ3:バックテストで検証してから自動売買を開始する
インポートしたストラテジは、すぐに本番稼働させるのではなく、まずバックテストで過去データとの照合を行いましょう。損益推移・最大ドローダウン・勝率などを確認し、納得できたら自動売買を開始してください。
稼働後もシグナル/ストラテジコントロールパネルから稼働状況を確認できます。なお、自動売買稼働中にクイックチャート・トレードプラスを再起動・バージョンアップする場合は、必ず先に自動売買開始ボタンをクリックして停止状態にしてから作業するよう注意してください(公式FAQより)。
為替コヤジの総評:クイックチャート・トレードプラスのFX自動売買

私・為替コヤジの率直な評価をお伝えします。
クイックチャート・トレードプラスのFX自動売買は、プログラミング不要で自分独自の売買ルールを自動化できるという点で、設定型自動売買の中でも敷居の低い優秀なツールです。かんたんエディタQの存在は特筆に値します。
また、自動売買時でも裁量取引と同じ低スプレッドが適用される点やバックテスト機能の充実度は、コスト意識の高いトレーダーにとって大きな魅力でしょう。セントラル短資FXの信頼性の高さも、長期運用の安心感につながります。
一方でPCを常時起動し続ける必要がある点・Windows専用である点はデメリットで、VPSの用意が事実上必須となります。また、FXのテクニカル指標をある程度知っていないと設定が難しいため、FX初心者には向いていません。
「自分のトレードルールを自動化したい」「テクニカル指標の知識はある程度ある」というFX中級者以上の方には、ぜひ試していただきたいツールです。
クイックチャート・トレードプラスのFX自動売買が向いている人・向いていない人

向いている人
- FX中級者〜上級者(テクニカル指標の基礎知識がある方)
- 自分オリジナルの売買ルールを自動化したい方
- コーディング不要で設定型自動売買を試してみたい方
- 低スプレッドでシステムトレードのコストを抑えたい方
- 信頼性の高いFX会社で取引したい方
向いていない人
- FX完全初心者(テクニカル指標の知識がない方)
- Macユーザー(クイックチャート・トレードプラスはWindows専用)
- PCを24時間稼働させる環境がなく、VPSも使いたくない方
- 完全放置でリピート系注文を回したい方(→ リピート型自動売買が向いています)
- 用意されたストラテジを選ぶだけで始めたい方(→ 選択型自動売買が向いています)
よくある質問(FAQ)

Q. クイックチャート・トレードプラスは無料で使えますか?
はい、クイックチャート・トレードプラス自体の利用料は無料です。FXダイレクトプラスの口座を開設すれば、無料でダウンロード・利用できます。取引手数料も無料ですが、受渡手数料は1万通貨につき500円かかります。
Q. PCの電源を切っても自動売買は動き続けますか?
動き続けません。クイックチャート・トレードプラスが起動している間だけ自動売買が稼働します。24時間稼働させたい場合はVPS(仮想専用サーバー)の利用をおすすめします(セントラル短資FX公式FAQより)。
Q. Macでクイックチャート・トレードプラスは使えますか?
使えません。クイックチャート・トレードプラスはWindows 10・11専用のツールです。Macユーザーはブラウザ版の「プログレッシブチャート」やスマホアプリを利用することになりますが、自動売買機能はクイックチャート・トレードプラスのみに搭載されています。
Q. テクニカル指標の知識がなくても使えますか?
かんたんエディタQがあるためコーディングは不要ですが、どのテクニカル指標をどう組み合わせるかについてはある程度の知識が必要です。テクニカル指標を全く使ったことがない完全初心者の方には、まずリピート型自動売買から始めることをおすすめします。
Q. 連続予約注文(リピート注文)も使えますか?
セントラル短資FXでは2025年12月よりPCWeb版取引ツールで「連続予約注文」(IFDまたはIFO注文の繰り返し実行)に対応しました。これはクイックチャート・トレードプラスの設定型自動売買とは別の機能で、レンジ相場でのリピート系注文として活用できます。詳しくはリピート型自動売買の解説記事もご参照ください。
まとめ:クイックチャート・トレードプラスのFX自動売買

セントラル短資FXのクイックチャート・トレードプラスは、プログラミング不要で自分だけのFX自動売買ストラテジを作れる設定型自動売買ツールです。かんたんエディタQという強力なサポート機能と、業界最狭水準のスプレッド、14年分のバックテスト環境が揃っており、FX中級者以上のトレーダーにとっては非常に魅力的な選択肢といえます。
ただし、PCの常時起動(またはVPS)が必要であること、Windows専用であること、そしてある程度のテクニカル指標の知識が求められることは事前に把握しておきましょう。
FX自動売買にはさまざまな種類があります。自分のスキルや運用スタイルに合ったものを選ぶことが、長期的な成功への近道です。他の自動売買との比較も含めて、以下の関連記事も参考にしてみてください。
- リピート型自動売買とは?仕組み・特徴・向いている人を徹底解説
- 選択型自動売買とは?選ぶだけで始められるFX自動売買の仕組みと特徴を徹底解説
- 設定型自動売買とは?仕組み・特徴・向いている人を徹底解説
- トラッキングトレードとは?仕組み・始め方・メリット・デメリットを徹底解説



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