ProOrder(IG証券)の評判と使い方を徹底解説|プログラム型自動売買のすべて

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プログラム型自動売買

「IG証券のProOrderって何?」「どんな人におすすめなの?」——そんな疑問を持つ方のために、この記事ではIG証券のプログラム型自動売買「ProOrder(プロオーダー)」を徹底解説します。

私・為替コヤジはFX自動売買歴10年以上、これまで40種類以上のシストレを実際に検証してきました。ProOrderはそのなかでも特にユニークな存在です。約100通貨ペアという圧倒的な銘柄数、過去30年分のデータを使ったバックテスト機能、そしてサーバー上での稼働によるPC電源オフ対応——上級者にとっては夢のようなスペックを誇ります。

ただし、正直に申し上げると初心者には決してやさしいツールではありません。本記事ではメリット・デメリットを包み隠さずお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事で分かること
  • ProOrder(プロオーダー)とはどんな自動売買なのか
  • ProOrderの基本情報(通貨ペア数・取引単位・料金・サポートなど)
  • ProOrderのメリット・デメリット
  • ProRealTimeチャートとProOrderの関係
  • 為替コヤジによる総評と向いている人・向いていない人

ProOrder(IG証券)とは?

ProOrderとは、世界15ヶ国以上に拠点を持つIGグループの日本法人・IG証券が提供するプログラム型自動売買です。ITファイナンス社が開発した高機能チャートシステム「ProRealTimeチャート」に搭載されており、このチャートを通じて利用します。

ProOrderの最大の特徴は、ユーザー自身がプログラム言語「ProBuilder」を使って売買ロジック(ストラテジー)をゼロから組み立てられる点です。一方で、プログラミングに不慣れな方向けに「作成アシストツール」も用意されており、90種類以上のテクニカル指標をマウス操作で組み合わせてストラテジーを作ることもできます。

なお、ProOrderは設定型自動売買の一種に分類されることもありますが、ProBuilder言語によるプログラミングが前提である点から、本サイトではプログラム型自動売買と位置づけています。

 

基本情報

項目 詳細
運営会社 IG証券株式会社(IGグループの日本法人)
自動売買の種類 プログラム型自動売買(ユーザー設定型)
対応通貨ペア数 約100通貨ペア(FX)/CFD銘柄を含めると17,000銘柄以上
最低取引単位 1ロット(1万通貨)※一部新興国通貨を除く
取引手数料 無料(スプレッドのみ)※株式CFDは別途手数料あり
スプレッド 変動制(取引画面で確認)
最大レバレッジ 個人口座:25倍/法人口座:最大100倍
ProRealTime利用料 月間4回以上の取引で無料(未満の場合:月額4,000円)
バックテスト機能 あり(最大過去30年分のデータを利用可能)
稼働方式 サーバー型(PC電源オフでも稼働継続)
デモ取引 あり
スマホ対応 あり(IGチャートアプリ。ProRealTimeはPC・Mac・Linux対応)
資産の保全方法 信託保全
サポート対応時間 平日9:00〜18:00(電話)/メール対応あり

IG証券は1974年にイギリス・ロンドンで創業したIGグループの日本法人で、金融庁(関東財務局)に登録された正規の金融商品取引業者です(登録番号:関東財務局長(金商)第255号)。ロンドン証券取引所にも上場しており、信頼性の高さは折り紙付きです。

 

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ProOrderの仕組み:ProRealTimeチャートとの関係

ProOrderを理解するうえで欠かせないのが、「ProRealTimeチャート」との関係です。ProOrderはあくまでProRealTimeチャートの一機能として組み込まれており、ProRealTimeを有効にしないと利用できません

ProRealTimeチャートは100種類以上のテクニカル指標に対応した高機能チャートで、IG証券の口座を開設するだけで利用できます(ただし月間4回以上の取引がなければ月額4,000円が発生)。FXだけでなく、株価指数CFDや商品CFDなど17,000銘柄以上に対応しているのも特徴です。

ProOrderの基本的な使い方は、以下のような流れになります。

  1. IG証券の口座を開設し、ProRealTimeチャートを有効化する
  2. ProOrderで売買ロジック(ストラテジー)を作成する(作成アシストまたはProBuilderで手書き)
  3. ProBacktestで過去データを使ったバックテストを実施し、ロジックの有効性を検証する
  4. バックテストの結果をもとにロジックを調整・改善する
  5. ProOrderオートトレーディングとして実際の口座に送信し、稼働を開始する

ストラテジーはIG証券のサーバー上で稼働するため、PCの電源をオフにしても自動売買が止まりません。VPSが不要な点はプログラム型自動売買のなかでも大きなアドバンテージです。

MT4のEAを使ったことがある方ならわかると思いますが、MT4はPCやVPSを常時起動させておく必要があります。ProOrderはサーバー稼働なので、その煩わしさがないのは魅力ですね。

 

ProOrderのメリット・デメリット

ProOrderは非常にユニークなツールです。ここでは私・為替コヤジが実際に触ってみて感じたメリットとデメリットを、包み隠さずお伝えします。

ProOrderのメリット

① 約100通貨ペア/17,000銘柄以上に対応

国内FX会社の多くは20〜50通貨ペア程度の対応にとどまっていますが、IG証券のFXは約100通貨ペアに対応しています。ブラジルレアルやドルインデックスなど、他社では取り扱いのない珍しい銘柄でも自動売買ができるのはIG証券ならではの強みです。

さらにFXにとどまらず、株価指数CFD・商品CFD・債券先物CFDなど17,000銘柄以上でもProOrderを活用できます。FXに限らない多彩な戦略が立てられるのはProOrderの大きな魅力です。

 

② PC電源オフでも稼働するサーバー型運用

ProOrderで作成したストラテジーはIG証券のサーバー上で動くため、PCやMacの電源をオフにしても自動売買が止まりません。MT4のEAのようにVPSを別途契約する必要がなく、その分のコストと手間が省けます。

 

③ 最大過去30年分のデータでバックテストが可能

ProBacktestという専用機能を使えば、最大30年分の過去データに基づいてストラテジーの有効性を検証できます。様々な相場環境(リーマンショック・東日本大震災・コロナショックなど)での挙動を事前に確認できるため、戦略の精度を高めやすい環境が整っています。

 

④ 作成アシストツールでプログラミング知識がなくても基本的な戦略は作れる

ProOrderには「作成アシスト」機能が搭載されており、90種類以上のテクニカル指標をマウス操作で組み合わせてストラテジーを作成できます。「移動平均線のゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売る」といったシンプルなロジックであれば、プログラミングの知識がなくても対応可能です。

 

⑤ 第三者のストラテジーを取り込むことも可能

他のユーザーやトレーダーが公開・提供しているストラテジーをインポートして利用することもできます。自分でロジックを組む自信がない場合でも、優れたストラテジーをベースにして自動売買をスタートできる点は助かります。

 

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ProOrderのデメリット

① 最低取引単位が1万通貨と大きく、少額運用に向かない

国内の多くのFX会社は1,000通貨からの取引が可能ですが、IG証券の最低取引単位は1ロット=1万通貨(一部新興国通貨を除く)です。米ドル/円を1万通貨取引する場合、レバレッジ25倍でも数万円の証拠金が必要になります。リピート型自動売買のように少額からコツコツ始めたい方には向きません。

少額からFX自動売買を試してみたいなら、1,000通貨から始められるリピート型自動売買や、100円から始められる松井証券の自動売買の方が入門には向いていると思います。

 

② ProBuilder言語の習得が必要でハードルが高い

作成アシストでシンプルなロジックは作れますが、本格的なストラテジーを組もうとするとProBuilder言語のプログラミングスキルが求められます。IG証券ではプログラミングに関するサポートは提供していないため、自力で学習する必要があります。

 

③ ProRealTimeのサポートが手薄で情報量が乏しい

私・為替コヤジがProOrderを調査した際、不明点をIG証券のサポートに問い合わせたところ、返ってきたのはマニュアルと紹介ページのURLのみでした。高機能なツールだからこそ、より充実したサポートが必要なのですが、現時点ではサポート体制が不十分と言わざるを得ません。

 

④ ProRealTime利用に条件あり(月4回未満の取引で月額4,000円)

ProRealTimeチャートは月間4回以上の取引で無料になりますが、取引が少ない月は月額4,000円が発生します。自動売買でもこの条件は変わらないため、ストラテジーの稼働状況によっては想定外のコストが発生する可能性があります。

 

⑤ 自動売買の稼働期限に注意が必要

ProOrderのオートトレーディングはデフォルトの稼働期限が短く設定されています。設定した期限が来ると自動売買が停止してしまうため、稼働前に期限の延長設定を忘れずに行う必要があります。

 

ProOrderはこんな人に向いています

ProOrderはすべての人におすすめできるツールではありません。以下の特徴に当てはまる方には向いていますが、そうでない方には他の自動売買を強くおすすめします。

ProOrderに向いている人

  • プログラミングの知識があり、自分でロジックを組みたい上級者
  • FXだけでなく株価指数・商品CFDなど幅広い銘柄で自動売買したい方
  • 珍しい通貨ペア(ブラジルレアルなど)で独自戦略を試したい方
  • VPSを使わずにPC電源オフでも稼働させたい方
  • 長期にわたるバックテストで戦略の有効性を徹底検証したい方

 

ProOrderに向いていない人

  • FX自動売買初心者や、プログラミングが苦手な方
  • 少額(数万円以下)からコツコツ始めたい方
  • 選ぶだけで始められる手軽さを求めている方 →選択型自動売買がおすすめ
  • 完全放置のリピート系運用がしたい方 →リピート型自動売買がおすすめ

 

まとめ:ProOrder(IG証券)

ProOrderはスペックだけを見れば、国内最高クラスの自動売買ツールだと思います。約100通貨ペア・17,000銘柄以上、過去30年バックテスト、サーバー稼働——これだけの機能をFX口座と一体で使えるのは、ProOrderだけです。

ただし、私・為替コヤジが実際にサポートへ問い合わせた経験からいうと、サポートの薄さは致命的です。高機能なツールほど詰まったときの情報が重要になりますが、IG証券のProOrderは公式マニュアルとコミュニティ情報に頼るしかありません。プログラミングに精通していて自力で解決できる方にとっては問題ないでしょうが、そうでない方にはおすすめしにくいのが正直なところです。

IG証券といえば最近ではノックアウト・オプションが人気です。ProOrderに挑戦する前に、まずはIG証券の取引環境に慣れる意味でも、ノックアウト・オプションを試してみてはいかがでしょうか。

総合評価 ★★★☆☆(上級者向け)
こんな人におすすめ プログラミングスキルがあり、多彩な銘柄で本格的な自動売買を行いたい中上級者
注意点 サポートが薄い/最低取引単位が大きい/ProRealTimeの利用条件あり

なお、FX自動売買全体のおすすめランキングについては、FX自動売買ツールおすすめランキングをご覧ください。また、各カテゴリの詳しい解説は以下の記事も参考にしてください。

※本記事の情報は執筆時点のものです。IG証券の仕様・料金等は変更される場合がありますので、最新情報はIG証券公式サイトにてご確認ください。本記事は投資を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任において行ってください。

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この記事を書いた人
為替コヤジ

目黒在住のアラフィフサラリーマン。FX自動売買歴は14年、40種類以上のシステムを自ら検証・運用。現在はFXに加え、インデックス投資、金、仮想通貨、不動産クラファンなど、「分散・ほったらかし投資」を5,000万円で運用。

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