「FX自動売買を手軽に始めたい」という方に以前からよく紹介してきたサービスのひとつが、トレイダーズ証券のみんなのシストレです。ただ、2026年5月現在のみんなのシストレは、以前とはサービスの姿が大きく変わっています。
かつては「みんなのFX」のリアルトレーダーをコピーするトレーダー型、AI技術を活用したテキストマイニングAIなどプログラム型ストラテジー、そしてリピート注文型という3本柱でサービスが展開されていました。しかしテキストマイニングAIは2023年12月15日(金)をもって正式に廃止。その他のプログラム型ストラテジー7本もあわせてサービスが終了し、現在はリピート注文型が主軸のサービスへと変化しています。
私(為替コヤジ)がFX自動売買を10年以上運用してきた経験から言うと、「以前のイメージで口座開設すると期待と異なる」と感じることもあるのが正直なところです。一方で、2026年3月には価格変動に応じて注文を自動再設計する「新みんなのリピート」(特許出願中)が追加されるなど、リピート注文機能は着実に進化しています。
この記事では現時点のみんなのシストレの実態を正確にお伝えしながら、メリット・デメリット、ストラテジーの選び方まで詳しく解説します。
なお、選択型自動売買の全体像については別記事で解説しています。みんなのシストレの立ち位置を理解するためにあわせてご覧ください。
- みんなのシストレとはどんなサービスか(基本情報・仕組み)
- テキストマイニングAI廃止など、ストラテジーの最新事情
- 現在提供されているストラテジーの種類(トレーダー型・リピート注文型)
- 2026年3月登場「新みんなのリピート」の概要
- みんなのシストレのメリット・デメリット
- 為替コヤジの総評と他サービスとの比較
みんなのシストレとは?

みんなのシストレは、トレイダーズ証券株式会社が提供するFX自動売買(システムトレード)サービスです。同社の裁量取引口座「みんなのFX」と連携しており、同一口座ポータルから一元管理できます。
「選ぶだけで始められる」シンプルさが最大の特徴で、ストラテジーをランキングから選んで取引数量を設定するだけで自動売買がスタートします。取引はトレイダーズ証券のサーバー側で処理されるため、パソコンやスマートフォンの電源を落としていても24時間自動で取引が継続されます。
口座を開設していない方でも、ストラテジーの検索・閲覧やセレクターランキングの確認は無料でできます。まずサービスの雰囲気を確かめてから口座開設を判断できる点は親切な設計です。
選択型自動売買の全体カテゴリについては、当サイトの選択型自動売買カテゴリページもあわせてご覧ください。
みんなのシストレの基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | みんなのシストレ |
| 運営会社 | トレイダーズ証券株式会社(関東財務局長(金商)第123号) |
| 自動売買の種類 | 選択型自動売買(リピート注文型が中心/トレーダー型も一部あり) |
| 取扱通貨ペア数 | 51通貨ペア(LIGHTペアを含む) |
| 最低取引単位 | 1,000通貨(0.1ロット) |
| 取引手数料 | 無料(スプレッドが実質的な取引コスト) |
| スプレッド | 非公表(取引画面のレート情報から確認可。リピート系他社比で狭い水準) |
| 最大レバレッジ | 25倍 |
| ロスカット | あり(証拠金維持率に応じて自動執行) |
| 資産保全 | 信託保全 |
| 取引ツール | システムトレーダー(Web版・スマホアプリ版) |
| スマホ対応 | あり(iOS・Android専用アプリ) |
| サポート対応時間 | 電話・メール対応(平日10:00〜17:00) |
| デモ取引 | なし |
現在提供されているストラテジー

みんなのシストレはかつて「トレーダー型(コピートレード)」「プログラム型(テキストマイニングAIなど)」「リピート注文型」という3種類のストラテジーを提供していましたが、現在は構成が大きく変わっています。利用を検討する前に、以下の変更点をしっかり把握しておきましょう。
⚠️ 廃止済みのストラテジー
トレイダーズ証券の公式プレスリリース(2023年10月)によると、テキストマイニングAIを含むプログラム型ストラテジー計11本が、2023年12月15日(金)をもって正式にサービス終了しています。廃止の理由として「昨今の相場におけるパフォーマンスを受けて」と公式にアナウンスされています。現時点(2026年5月)でのランキング画面には「新みんなのリピート」と「すべて」のタブのみが表示されており、プログラム型ストラテジーは確認できません。
① みんなのリピート注文
固定された値幅に基づいて新規注文と決済を自動で繰り返す、いわゆるリピート系自動売買です。通貨ごとにあらかじめ最適化された値幅・利幅が設定されており、買い方向・売り方向を選ぶだけでリピート売買がスタートします。現在のみんなのシストレの主力ストラテジーです。
リピート型自動売買の仕組みについて詳しくは、リピート型自動売買ガイドをご参照ください。

② 新みんなのリピート(2026年3月28日〜)
2026年3月28日(土)から新たに提供が開始されたリピート注文です(特許出願中)。従来の「みんなのリピート注文」が固定値幅で繰り返す仕組みだったのに対し、新みんなのリピートは相場の価格変動を基準に新規注文・決済注文を都度自動で再設計します。
注文が成立するたびに次の注文が自動的に見直されるため、相場が大きく動いた局面でも注文が特定の価格帯に集中しにくい設計となっています。ランキング画面に専用タブが設けられており、現在のみんなのシストレの目玉機能として位置づけられています。
③ トレーダー型(コピートレード)
「みんなのFX」で実際に取引しているリアルトレーダーの売買をコピーする仕組みです。ランキングの「すべて」タブからアクセスできます。ただし2026年5月時点では利用可能なトレーダー数は大幅に減少しており、以前のような豊富な選択肢は期待しにくい状況です。セレクトしたトレーダーが継続的に取引しているかを定期的に確認することが重要です。
みんなのシストレのメリット

現在のサービス内容を正確に踏まえたうえで、みんなのシストレの強みをお伝えします。
① 1,000通貨(約5,000〜6,000円)という少額から始められる
最低取引単位は1,000通貨(0.1ロット)です。米ドル/円であれば必要証拠金は約5,000〜6,000円程度(レバレッジ25倍)から取引できます。他のリピート型自動売買サービスと比べても少額から始められる点は変わらぬ強みです。
② 24時間サーバー側で稼働するのでPC不要
取引はトレイダーズ証券のサーバー上で処理されるため、パソコンやスマートフォンの電源を落としていても自動売買は継続されます。自分でストラテジーを設定してPCを常時起動しておく必要がある設定型とは異なり(三菱UFJ eスマート証券FXとの比較はこちら)、みんなのシストレはVPSも不要です。
③ リピート系の中でスプレッドが狭い
みんなのシストレのスプレッドは非公表ですが、リピート系注文を提供している他社サービスと比べるとおおよそ半分程度と狭い水準が確認されています。長期運用では取引コストの差が積み重なるため、この優位性は見逃せません。
④ 豊富な通貨ペア(51通貨ペア)
LIGHTペアを含め51通貨ペアに対応しており、メジャー通貨から高金利通貨(メキシコペソ・トルコリラ等)まで幅広い通貨でリピート注文を稼働させられます。
⑤ 取引手数料・口座管理費が無料
取引手数料および口座管理費はすべて無料です。スプレッドのみが実質的なコストという明快な料金体系は初心者にもわかりやすいです。
⑥ 直感的なスマホアプリで管理が簡単
iOS・Android両対応のスマホアプリから、ストラテジーの検索・セレクト・運用状況の確認・停止まですべて操作できます。外出先でもスキマ時間に管理できる使いやすさが好評です。
みんなのシストレのデメリット

① ストラテジーの選択肢が大幅に減少している
テキストマイニングAIをはじめとするプログラム型ストラテジー11本が2023年12月に正式廃止されており、トレーダー型も大幅に減少しています。現在はリピート注文が中心のサービスのため、コピートレードやプログラム型AIを目的に口座開設すると期待外れになる可能性があります。
② デモ取引が利用できない
みんなのシストレにはデモ口座がなく、最初から本番取引となります。少額(1,000通貨)からスタートしてリスクを最小限に抑えることが重要です。
③ スワップポイントが非公表・やや不利
みんなのシストレではスワップポイントが公表されておらず、「みんなのFX」と比べてスワップポイントが低い(約半分程度)との口コミも存在します。スワップポイント狙いで運用したい方は事前に取引報告書で確認することをおすすめします。
④ 新みんなのリピートはまだ実績が少ない
2026年3月28日から提供が始まった新みんなのリピートは、提供開始から間もないため中長期の運用データが十分に蓄積されていません。パフォーマンスの評価にはもうしばらく時間が必要です。
ストラテジーの選び方:為替コヤジのチェックポイント

現在のみんなのシストレはリピート注文が中心ですが、数値指標を確認してから選ぶ習慣は変わらず大切です。以下のポイントを押さえましょう。
チェックポイント① 収益率・合計損益(中長期で確認)
1Lotあたりの推奨証拠金に対する合計損益の割合が収益率です。6ヶ月以上の中長期で安定したプラスを維持しているかを確認しましょう。短期の高収益率だけで判断するのは危険です。
チェックポイント② PF(プロフィットファクター)は2以上が目安
総利益が総損失の何倍かを示す指標です。PF2以上を目安にすると損失に対して利益が2倍以上積み上がっている計算になります。1を下回るものは選ばないようにしましょう。
チェックポイント③ 最大損失率は低いほど安心
相場急変時に一度でどれだけ損失を出したかを示す指標です。他の数値が良くても最大損失率が高いストラテジーはリスクが大きいため、できるだけ低いものを選ぶことが長期運用では重要です。
チェックポイント④ 取引回数の多さで信頼性を判断
取引回数が多いほどデータとしての信頼性が高まります。50回以上・できれば100回超のストラテジーから選ぶのが安心です。
🗣️ 為替コヤジのアドバイス
リピート注文を選ぶ際も、「動かしたら放置」は危険です。週に1回程度はパフォーマンスを確認し、相場環境が変わっていないかをチェックする習慣をつけましょう。「放置しすぎず、いじりすぎず」のバランスが長期運用の秘訣です。
みんなのシストレの始め方

みんなのシストレを始めるには、まずトレイダーズ証券にシストレ口座を開設する必要があります。最短即日で審査が完了し、スマートフォンとマイナンバーカードがあれば手続きが完結します。
- トレイダーズ証券の公式サイトよりシストレ口座を開設
- シストレ口座へ入金(ダイレクト入金の場合は最低5,000円から)
- ストラテジーランキングから気に入ったストラテジーを選択
- 取引数量を入力して「取引開始」をクリック
- 自動売買スタート(スマホアプリはよりシンプルな3ステップ)
他のリピート型自動売買との比較

現在のみんなのシストレはリピート注文が主軸ですので、リピート型自動売買として他サービスと比較してみましょう。
| みんなのシストレ | トラリピ・松井自動売買等 | |
|---|---|---|
| 始め方 | 用意されたリピート注文を選ぶだけ | レンジ・値幅などを自分で設定 |
| スプレッド | リピート系の中では比較的狭い | サービスにより異なる |
| カスタマイズ性 | 低い(用意されたものから選ぶ) | 高い(自分で値幅・レンジを設定) |
| サーバー稼働 | ◎(PC不要) | ◎(PC不要) |
| 最低取引単位 | 1,000通貨 | 1,000通貨〜(サービスによる) |
| デモ取引 | なし | あるサービスもある |
リピート型自動売買の各サービス詳細は、リピート型自動売買カテゴリページでまとめています。
為替コヤジの総評:みんなのシストレ

📊 評価:★★★☆☆(3.0)
テキストマイニングAIをはじめとするプログラム型ストラテジーが2023年12月に廃止され、現在はリピート注文中心のサービスへと変化しました。以前のような多彩なストラテジーラインナップは期待できませんが、リピート注文の手軽さ・スプレッドの優位性・少額対応という点では引き続き評価できます。2026年3月登場の「新みんなのリピート」はまだ評価途上ですが、機能面での進化は続いています。
以前の為替コヤジの記事では「コピートレードができる国内唯一のサービス」として強く推薦していましたが、現状はそのポジションが薄れています。正直にお伝えすると、現在のみんなのシストレに期待できるのは「用意されたリピート注文を狭いスプレッドで動かせる手軽さ」です。
カスタマイズ性が高いリピート型自動売買を希望する方、デモで試してから始めたい方はトラリピや松井自動売買なども比較することをおすすめします。一方で「難しい設定はしたくない、まずリピート注文を少額から試したい」という方には、みんなのシストレは依然として選択肢になり得るサービスです。
FX自動売買全体の選び方については、FXシストレ大百科のトップページでまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
【免責事項・リスク注意】
FX取引には為替相場の変動等により損失が生じるリスクがあります。取引を行う際は、ご自身の判断と責任においてお取引ください。本記事の情報は2026年5月時点のものです。サービス内容・スプレッド・ストラテジーの提供状況等は随時変更される場合がありますので、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事はアフィリエイト広告を利用しています。



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