NZドル/円(NZD/JPY)のトラリピ設定|13通貨ペアで最も稼いだ約9年の実績と、片道トラリピで見た今の評価【2026年最新】

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【ご注意】本記事で紹介しているNZドル/円のハーフ&ハーフ設定は、為替コヤジが過去に運用していた設定です。
2022年9月に運用を停止しており、現在は運用していません。これからトラリピを始める方には、スワップがプラスになる方向にだけ仕掛ける「片道トラリピ」をおすすめしています。

「NZドル/円でトラリピをやってみたいです。どんな設定がいいですか?」
「NZドル/円はトラリピ向きって聞くけど、実際に稼げたの?」

本記事ではこんな悩みを解決します。

NZドル/円(NZD/JPY)は、豪ドル/円と並んで人気のあるオセアニア通貨のクロス円です。値動きが比較的穏やかで、長期的にレンジ相場を形成してきたことから、トラリピ向きの通貨ペアとして知られてきました。

私・為替コヤジは2014年1月からNZドル/円をハーフ&ハーフで運用し、2022年9月に停止しました。結果は通算約75万円のプラスで、私が運用した13通貨ペアの中で最も多くの利益を残した通貨ペアです。

ただし、それまでに積み上げた約128万円の利益のうち、約4割を2022年の損切りで失っています。本記事では、NZドル/円の最新の相場環境と片道トラリピの3条件による「今」の診断、そして過去の設定と実績から学んだ教訓を解説します。

この記事でわかること
  • NZドル/円の最新の値動きと金利環境(2026年10月時点)
  • 片道トラリピの3条件で見たNZドル/円の「今」の評価
  • 為替コヤジが運用していたNZドル/円のハーフ&ハーフ設定
  • 13通貨ペアで最も多い約75万円のプラスになった経緯
  • NZドル/円の運用から学んだ3つの教訓

NZドル/円の特徴と最新の相場環境

まずはNZドル/円の基本的な特徴と、2026年10月時点の相場環境を整理しておきましょう。

NZドルは乳製品などの輸出に依存する資源国通貨で、世界経済や中国経済の動向に影響を受けやすい通貨です。NZドル/円は豪ドル/円と似た値動きをしやすい一方、値動きの幅は豪ドル/円より小さめなのが特徴です。

項目 内容(2026年10月初旬時点)
現在のレート 89円前後(対米ドルレートから算出した概算)
政策金利 ニュージーランド(RBNZ):2.75%
日本(日銀):1.25%程度
スワップの向き 買い:プラス/売り:マイナス
トラリピの最小取引単位 1,000通貨

※スワップポイントは日々変動します。最新の値は必ずマネースクエアの公式サイトでご確認ください。

ニュージーランドの政策金利は日本より1.5ポイントほど高く、NZドル/円は買いでスワップを受け取れる状態です。ただし豪ドル/円(金利差3ポイント以上)と比べると、スワップの水準は控えめです。

 

NZドル/円の値動き|長期レンジと直近の推移

次に、NZドル/円の長期的な値動きを確認します。

旧設定は過去20年のレンジをもとに作っていましたが、現在のレートはそのレンジの上限付近にあります。

旧設定の前提:過去20年は50円~90円にほぼ収まっていた

旧設定を作った当時、NZドル/円の過去20年の月足チャートは、おおむね50円~90円のレンジに収まっていました。

そこで中央値の70円を境に、下に買い、上に売りを仕掛けるハーフ&ハーフを採用していました。

 

2022年以降の円安でレンジ上限付近へ

2022年の急激な円安で、NZドル/円は旧設定の中央値(70円)を大きく上回り、80円台まで上昇しました。その後も円安基調は続き、2026年3月には92円~93円台で推移する場面もありました。

10月初旬は89円前後と、旧設定の売りレンジ上限(89.90円)付近で推移しています。

 

片道トラリピの3条件で診断|NZドル/円は今、仕掛けるべきか

ここからは、片道トラリピに適した通貨ペアを選ぶ3つの条件で、今のNZドル/円を診断します。

NZドル/円でスワップがプラスになるのは「買い」なので、買いの片道トラリピとして評価します。

条件 判定 理由
① プラススワップが大きい ○ NZと日本の金利差が1.5ポイントほどあり、買いでスワップを受け取れる。ただし豪ドル/円よりは控えめ
② レンジ相場を形成している △ 長期的にはレンジ傾向があるが、2022年以降の円安で上方向にずれている
③ レートがレンジの端にある × 89円前後は過去20年のレンジの上限付近。買いに適した底値付近ではない

診断結果をまとめると、今のNZドル/円は片道トラリピの候補としては見送りというのが私の判断です。

2026年の推移で見ればやや下がってきているものの、長期的に見ればレンジの上限付近にあります。日銀の利上げなどで円高が進めば、大きく下落する可能性もあります。

レートが大きく調整してレンジの下側まで下がってきたら、改めて検討する価値があります。

現在の条件に合う通貨ペアは、下記の記事で紹介しています。

 

【過去の記録】為替コヤジのNZドル/円 ハーフ&ハーフ設定

ここからは、私が以前運用していたNZドル/円のハーフ&ハーフ設定を記録として紹介します。

現在は運用しておらず、推奨設定ではありません。過去の参考としてご覧ください。

当時の設定内容

中央値70円を境に、下に買い、上に売りを仕掛けていました。2021年からは中央値付近に「コアレンジ」を追加し、ベースレンジのトラップの間に交互に配置することで、重なる範囲は実質0.1円間隔になるようにしていました。

設定内容 買い 売り
レンジ ベース:50.10~69.90
コア:65.20~70.00
ベース:70.10~89.90
コア:70.20~75.00
注文金額 1,000通貨 1,000通貨
トラップ本数 ベース:100本
コア:25本
ベース:100本
コア:25本
トラップ間隔 0.2円
(コアと重なる範囲は実質0.1円)
0.2円
(コアと重なる範囲は実質0.1円)
利益金額 1,000円 1,000円
決済トレール あり あり
ストップロス なし なし

ベースレンジのみの時点では運用資金125万円を想定し、自作のExcelツールで計算したロスカットレートは、買いが49.56円、売りが88.94円でした。

 

約9年間の運用実績

NZドル/円は2014年1月に運用を始め、2022年9月に損切りして停止しました。年ごとの売買損益は以下の通りです。

年 売買損益(スワップ除く)
2014年(1月から運用開始) +185,020円
2015年(チャイナショック) -122,890円
2016年 +298,350円
2017年 +68,580円
2018年 +236,540円
2019年 +384,729円
2020年 +229,913円
2021年 +3,055円
2022年(9月に損切り・停止) -533,288円
合計 +750,009円

2014年から2020年までは、チャイナショックのあった2015年を除いて毎年利益を積み上げました。特に2019年は約38万円と、私のトラリピの中でもトップクラスの年間成績です。

ところが2021年は年間でわずか約3,000円と、決済がほとんど起きなくなりました。そして2022年の急激な円安で売りポジションの含み損が膨らみ、9月にクロス円をまとめて整理した際に約57万円を損切りして停止しています。

それでも2021年までに積み上げた約128万円の利益が上回り、通算では約75万円のプラスで終えることができました。

トラリピ全体の運用実績は、下記の記事ですべて公開しています。

 

NZドル/円の運用から学んだ3つの教訓

NZドル/円は最も多くの利益を残した通貨ペアですが、その中にも教訓があります。

クロス円でトラリピを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

教訓1:長くレンジの中にとどまる通貨ペアは、時間を味方にできる

NZドル/円が最も多くの利益を残した理由は、2014年から2020年まで約7年間、レートがおおむねレンジの中で推移したことです。

トラリピは時間をかけて少しずつ利益を積み上げる仕組みです。レンジの中にとどまる期間が長いほど、利益は着実に積み上がることを実感しました。

 

教訓2:決済が急に減ったら「レンジの片側に偏っている」サイン

2021年は年間の決済益が約3,000円にとどまりました。これは円安でレートが中央値(70円)より上に移り、売りポジションばかりが積み上がっていたためです。

売りポジションはマイナススワップのため、含み損に加えてスワップの支払いも続きます。決済が急に減ったら、設定と出口を見直すタイミングです。このときに手を打っていれば、2022年の損切り額を小さくできたかもしれません。

 

教訓3:クロス円を並べても分散にはならない

2022年9月には、NZドル/円のほかに豪ドル/円、ユーロ/円、カナダドル/円、英ポンド/円の5つのクロス円をまとめて損切りしました。

どれも「円安」という同じ理由で同じ方向に動いたためです。「円」という共通の通貨に偏っていれば、通貨ペアの数を増やしてもリスクは分散されないということを痛感しました。

トラリピ公式サイト

 

よくある質問

NZドル/円のトラリピについて、よくいただく質問にお答えします。

Q. NZドル/円はトラリピに向いていますか?

長期的にはレンジ相場を形成しやすく、値動きも比較的穏やかなため、トラリピと相性のいい通貨ペアです。私自身も13通貨ペアの中で最も多くの利益を残しました。ただし現在はレンジの上限付近にあるため、今から買いの片道トラリピを始めるのはおすすめしません。

 

Q. NZドル/円と豪ドル/円はどちらがいいですか?

どちらも買いでスワップを受け取れますが、2026年10月時点では豪ドル/円の方が金利差が大きく、スワップは多くなります。一方、NZドル/円は値動きが比較的穏やかです。どちらも現在は高値圏にあるため、レンジの下側まで下がるのを待つのがおすすめです。

 

Q. 過去の設定をそのまま使ってもいいですか?

おすすめしません。旧設定はハーフ&ハーフでストップロスもない設定です。また、現在のレートは旧設定の売りレンジの上限付近にあり、そのまま設定すると売りのトラップが一斉に約定して大きな含み損を抱えるおそれがあります。

 

まとめ:NZドル/円は「時間を味方にできる」通貨ペア。ただし今は「待ち」

本記事では、NZドル/円の最新の相場環境と、過去のハーフ&ハーフ設定とその結果を紹介しました。

要点を整理すると以下の通りです。

  • NZドル/円は長期的にレンジ相場を形成しやすく、トラリピと相性のいい通貨ペア
  • 買いでスワップを受け取れるが、現在は過去20年のレンジの上限付近にあり、新規エントリーは見送り
  • 旧設定は約9年間で通算約75万円のプラスと、13通貨ペアの中で最も多くの利益を残した
  • ただし2022年の円安で約57万円を損切りし、それまでの利益の約4割を失った
  • 決済が急に減ったら、設定と出口を見直すサイン

トラリピは仕組みを正しく理解し、リスクを管理すれば、コツコツと利益を積み上げられる優れたツールです。

NZドル/円がレンジの下側まで下がってきたときに備えて、今のうちにトラリピの口座を準備しておくのもひとつの方法です。

トラリピ公式サイト

 

為替コヤジが過去に運用していた全13通貨ペアの設定と、その結果は下記の記事にまとめています。

同じNZドルの通貨ペアで、約64万円のプラスに終わったNZドル/米ドルの記録は下記の記事で紹介しています。

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投資に関する注意喚起

FX自動売買は、うまく運用すればコツコツと利益を積み上げられる一方で、元本割れなどのリスクも伴います。特にFXはレバレッジをかけた取引のため、相場が急変した際には預けた証拠金以上の損失が発生する可能性もあります。

投資は余裕資金の範囲内で、ご自身の判断と責任において行ってください。

FX取引に関する注意喚起や業者の登録状況は、下記の公的機関のサイトでご確認いただけます。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入・取引を勧誘するものではありません。最新の取引条件は各社の公式サイトでご確認ください

この記事を書いた人
為替コヤジ

FX歴14年以上。トラリピ・トライオートFX・ループイフダン・松井証券FXなどを実際に運用・検証。現在は運用方針を変更したため、自動売買の最新仕様や比較情報、過去の検証データをカワセペディアで整理・更新しています。

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